VIXの期間構造は順ザヤ(コンタンゴ)=平時の形(30日18.9/3ヶ月20.2)
満期の違う恐怖指数を並べた『期間構造』は、低VIXが本物の平穏か慢心かの補助線。順ザヤ=平時、逆ザヤ=ストレスの形を観測する。
恐怖指数VIXを期間別に並べた。9日物18.13・30日物(通常のVIX)18.9・3ヶ月物20.2。満期の違うVIXを短い順に並べると、右肩上がりの『期間構造』が見える——いまは順ザヤ(コンタンゴ)=平時の形だ。3ヶ月物が30日物より高いため、市場は目先を先々より穏やかと見ている。
なぜ水準だけでなく構造を見るのか。VIXが低いという事実だけでは、それが本物の平穏なのか、リスクを織り込み忘れた慢心なのかは判別できない。期間構造がその補助線になる。順ザヤ(目先<先々)は市場が落ち着いている平時の標準的な形で、逆ザヤ(目先>先々)は急変・暴落時に現れる、目先の恐怖が突出した形だ。
ここから言えるのは、VIXの低さそのものより、この構造が順ザヤを保っているか逆ザヤに反転したかのほうが、地合いの変化を早く映すのではないか、ということだ。低VIXでも構造が逆ザヤに転じれば、市場が目先のリスクを織り込み始めたサインと読める。ただし、それがいつ起きるかは言えない。
投資家に効くのは、市場の地合い(VIXの水準)と併せた裏取りだ。順ザヤの低VIXは構造的にも平時を裏付け、逆ザヤは水準が低くても警戒の芽を示す。これは形と水準の観測であって、方向やタイミングの予測ではない。各VIXはYahoo Financeで確かめられる。
VIXは『高い/低い』の水準で語られがちだが、低さが本物の平穏か慢心かは水準だけでは分からない。満期別に並べた期間構造がその補助線になる。順ザヤ(目先<先々)が平時、逆ザヤ(目先>先々)が急変時の形だ。
地合いの変化は、VIXの水準より先に構造の反転に表れることがある。低VIXでも逆ザヤに転じれば、市場が目先のリスクを織り込み始めたサイン。ただしこれは形の観測であって、いつ何が起きるかの合図ではない。
いまの順ザヤを『健全な平時』とも『嵐の前の静けさ』とも読めるが、どちらとも決めない。期間構造という形の事実を置き、各VIXはYahoo Financeで確かめられるようにする。
取得 2026-07-28 19:10 JST(launchd 定時観測)· この記事の全数値は再取得できます