世界で一番上がった資産は、KOSPI。米国株ではなかった
「株高」で語られる主役はS&P500だが、2年リターンで主要18資産を並べ替えると、順位は世界の視点で塗り変わる。現地通貨・実測・予測なし。
主要18資産を2年リターンで並べ替える。首位は韓国KOSPIの+145%。半導体指数SOXは+132%、韓国KOSPIは+145%、台湾加権は+97%と、上位はアジア半導体圏が占めた。
日本で「最高値」と報じられる日経平均は+72%。米S&P500は+36%、ナスダックは+44%。金(ゴールド)が+72%とこれらを上回っているのも、実測してはじめて見える。
逆に、話題になりやすいビットコインは2年で-4%、インドSENSEXは-6%とマイナス圏。「上がっているらしい」という空気と、実際の順位は一致しない。
ここから言えるのは、報道が注目する資産と実際に最も動いた資産はしばしば違う、ということだ。米国株ばかりが語られる裏で、別の国の指数が首位に立つ年もある。順位表を置くだけで、報道の主役と市場の主役のズレが見えるのではないか。
示唆が及ぶのは、投資家の視野の広さだ。特定の市場だけを追っていると、世界の資金がどこへ向かったかを見落とす。各国の現地通貨のままの順位は、為替を挟まない純粋なリターンの比較になり、『どこに乗れば報われたか』を後知恵でなく数字で示す。
日本の報道は『日経最高値』を主役に据える。だが世界の投資家の物差し(2年リターン)では、日経+72%は上位群の中位にすぎず、主役はSOX半導体+132%・韓国KOSPI+145%・台湾+97%というアジア半導体連合だ。『最高値』の高揚には、国内目線ゆえの錯覚が混じる。
見逃せないのは金(ゴールド)の+72%。株高局面で通常は割を食う安全資産が、多くの主要株を上回って買われた。『上昇を信じつつ、保険も厚く買う』という市場の二面性だ。前段の『バッファ薄』と、この『金買い』は、同じ不安の裏返しとも読める。
この順位を『半導体スーパーサイクルの証明』と読むこともできるし、『特定テーマへの資金集中=脆さ』と読むこともできる。順位は事実、解釈は分かれる。
取得 2026-07-28 07:31 JST(launchd 定時観測)· この記事の全数値は再取得できます